天然のビタミンCがいかにすばらしい働きをするかがわかりました。
そして、それはけっして錠剤や添加物によってとるのではなく、果物や野菜からとるべきであることがわかりました。
それでは、どのような食品にビタミンCが多く含まれているのでしょう。
ビタミンCの多い食品ベストテンを前貢の表にあげてみました。
ビタミンCの含有量が圧倒的に多いのがアセロラです。
アセロラとは西インド諸島などが原産の植物ですが、現在、ハワイ、フィリピンなどで栽培きれています。
赤い実をつけますが、この実に多量のビタミンCが含まれているのです。
よくビタミンCが多い果物として、レモンがあげられますが、アセロラにはレモンの三〇倍程度のビタミンCが含まれています。
最近、日本でもアセロラが栽培され、ジュースなどが開発されつつあるということです。
手軽にアセロラをとることができるようになればいいですね。
「鉄の女」は美しいー
私たちの体には、生命維持のための重要な働きをする、微量の金属が必要です。
鉄、銅、亜鉛、ニッケル、コバルト、モリブデンなどです。
なかでも鉄には、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)の成分としての働きがあります。
鉄が不足すると貧血になるのはこのためです。
妊婦や、ダイエット中の若い女性に鉄欠乏性貧血が多いことが知られています。
また、生理によっても貧血気味になることがあります。
貧血になると、すぐに動惇や息切れがしたり、疲れやすくなり、頭痛や手足の冷えに悩まされることになります。
最近、鉄入り栄養補助食品やドリンク剤が出回るようになり、「貧血予防にー・」と宣伝されるようになりました。
あたかも健康な人にも食事でとる以外の鉄分補給が必要な印象です。
しかし、これは少々問題があります。
鉄はカルシウムと同様、条件によって吸収のきれ方が大きく違います。
だから純粋な鉄が食品やドリンクに添加された場合、はたしてどれほど体内に吸収されるかは大きな疑問です。
それどころかむしろ有害である可能性もあるのです。
人工的に鉄が添加された食品やドリンクは活性酸素を発生させる可能性があります。
一万、パセリや大豆など自然の野菜などにも、鉄を多く含むものがあります。
スキンケアの場合は、鉄はほかの成分とうまく調和しあっていて、活性酸素を発生することはありません。
これは、果物の例と同じです。
いずれも自然界に存在するときと人工的に合成されたものを添加するときの大きな違いを示しています。
食品添加物や農薬をはじめとする化学物質は、なるべく体に入れないほうがよいことを示す根拠です。
自然のすばらしさ、ありがたさをあらためて痛感します。
鉄分の多い食べ物ベストテンを前ページにあげておきました。
大豆がなかなかの位置にいますね。
大豆はとうふ、おから、ゆば、豆乳など、いろいろなものに加工されますが、鉄は加熱してもなくならないので、大豆食品は鉄をとりやすいおすすめの食品です。
スキンケアへの隠し味・酢
健康ブームで注目されているのが酢です。
酢にはいろいろな働きがあります。
まず、食べ物が体内でエネルギーになるときの燃焼を助ける大切な役割があります。
ダイエットに有効というわけです。
疲労すると乳酸がつくられて血液や体液が酸性になりますが、酢はこの乳酸を分解して、体液を弱酸性にします。
弱酸性は細胞にとって快適な環境なので、ヒフの美容や疲労回復など健康によいのです。
疲れがとれ、みずみずしいヒフが戻ってきます。
それに酢は消化吸収を助け、食欲を増進します。
酢は塩とともに古くから用いられてきた調味料ですが、もともとは梅の実からつくられていました。
塩梅という言葉がありますが、これは塩と「梅の酢」のバランスをよくして、食べ物の味加減を調整するという意味からきています。
酢は米や麦などの穀類、酒のかす、リンゴなどの果実などを原料に、発酵菌を植え付けて発酵させてつくります。
最近では、ワインからつくるワインビネガーがブームとなっています。
玄米酢、黒酢、リンゴ酢、それにちょっとしゃれてワインビネガーなど、上手に使い分けて楽しむのも一興です。
合成酢もありますが、これは化学物質。
やはり天然ものがよいでしょう。
食物繊維と乳酸菌でおなかから美しく食物繊維(ダイエタリーファイバー)は、食物に含まれる繊維質です。
人間の消化酵素では分解されずに、そのまま排泄されるので、腸内を掃除してくれるものとして、便秘に有効です。
便秘がつづくと、お肌に吹き出物が出てくることを経験した人は、多いのではないでしょうか。
これまでの栄養学の常識では、何の価値もないばかりか、胃や腸に余分な負担をかける邪魔者とされてきました。
それがここへきて注目され、一転して健康のためにぜひとりたいもののひとつになりました。
ただし、食物繊維も、錠剤や粉末ではなく、自然の食べ物からとりましょう。
食物繊維だけをとりだした錠剤や粉末は、脂溶性ビタミンの吸収を妨げたり、カルシウムを吸着して排泄してしまうマイナス面があるからです。
繊維の多い食物は、サツマイモ、ゴボウ、キノコ、木の実、果物などです。
ウド、ゼンマイなどの山菜。
コンブ、ワカメ、ヒジキなどの海藻。
アズキ、ソラマメ、インゲンマメなどの豆類。
それにコンニャクにも意外に繊維が多く、最近ではゼリー菓子として簡単にとれるようになりました。
腸を整える働きをもつものは、もうひとつあります。
乳酸菌です。
乳酸菌とは糖類を発酵させて乳酸をつくる菌の総称です。
よく知られたものにはビフィズス菌、ブルガリア菌、アシドフィルス菌などがあります。
これらの乳酸菌には整腸作用を活発にし、お腹をスッキリさせる働きがあります。
また、ヨーグルトや乳酸菌飲料をよくとるブルガリア地方の人たちに長寿の人が多いことから、長生きと乳酸菌の関係が注目されてきました。
乳酸菌は、毎日とりたいものです。
ヨーグルトに自然の果物を細かく刻んで入れたものを、朝食のメニューに加えるのもいいでしょう。
乳酸菌飲料にも、いろいろなタイプのものがあります。
フルーツやハーブなどで味付けされたものや、甘さを抑えたものなど、種類も多くなりました。
美容と健康のために、ぜひとりたいのが乳酸菌です。
活性酸素とたたかう正義の味方
身のまわりから、活性酸素の「消し屋」を探してみました。
食べ物ではホウレン草、キャベツ、ネギ、コマツ菜、ブロッコリ、カリフラワーなどの野菜、また、リンゴ、ミカン、オレンジなどの果物には活性酸素を退治する力がありました。
自然農法や無農薬栽培で収穫されたものは、農薬や化学肥料で栽培されたものより、その力は強いといえます。
ところが、活性酸素退治酵素のカタラーゼやSODなどは熟に弱いので、これらのものを煮たり、焼いたりすると退治する力が半減してしまいます。
しかし、なかには加熱しても依然として強い力を保っているものもありました。
それはレンコン、ゴボウ、海藻類、お茶などです。
熱に強いタイプの退治酵素がバランスよく含まれているらしいのです。
要するに、親から子へと受け継がれてきた和食がよいということになります。
さらに古くから健康によいといわれてきた朝鮮人参や霊芝などにも、活性酸素を退治する強い力がありました。
漢方薬にもこの力の強いものがあったのです。
また、多数のお母さん方からいただいた母乳について調べると、強弱の差はありましたが、母乳にも強い力がありました。
ところが市販の粉ミルクには活性酸素を退治する力はまったくありませんでした。
あらためて母乳の重要性がわかります。
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